T231の戯言

うまく書きたい

今更ドラクエ11をやった

購入は12発売がきっかけである。

元々関心はあったものタイミングがなく、セールだったので購入した。Xbox Game Passなら100円で遊べたのだけど、買ったら他作品でもずっとやってそうだしパス。

ドラクエと言えばJRPGの代表、ずっと一線を走り続けている作品で、僕がやったのは3と8ぐらいで1,2,5の大雑把なストーリーは把握済み、他作品の有名なシーンを一部知っているぐらいである。

30時間程度で本編クリア、50時間で裏ボスまでクリアと言う流れ。難易度は比較的低く、本編ではレベリングをほとんどしていない。苦戦したのは呪われたマルティナとブルーオーブの敵ぐらいだろうか?どちらも物理特化でマヌーサだったり、攻撃を下げるのが効く印象がなかった。ドラクエと言えばボスに異常状態が効かない印象だったが、今回はだいぶ効果的だった。

後半はカミュの毒+地面技で蓄積を狙い、賢者の石が手に入ったら回復+物理1魔法1回復1という取っていた。 クリア後ラスボス前に放置レベリングしてめんどくさすぎてほとんどオートで勝った感じなのでよくわからない。

ストーリー

やってみると最初のストーリーで予想の裏切りはあって良かった。最終的にはいつもの流れになるのだけど。 いつもドラクエは船や空飛びが基本としてあるが、そのたびに新しいところに行けるとワクワクするのがとても良い。良くも悪くもドラクエらしい既視感のあるものだったが、オーブ集めまではストーリーとして良かった。その後の個別ストーリーも本編進めたい自分としてはちょっと長いけど良かった。 あとは勝手に過去に戻ったり、別の場所に転移したり、無理くり作った感が否めなかったけど、それを無視すれば良かったと感じる。 珍しく?セリフに声があったので、のんびり聴いていたが、結局だるくてムービーを飛ばしたりすることもしばしば。エンディングも飛ばしたが、その後展開があったようで、そこは表示させてくれよと不満だった。 本編クリア後に時の勇者?ゼルダかな?と思ったら、巻き戻る塔でそういう仕掛けがあって笑ってしまった。完全にゼルダの方が上だなと感じてしまったのが残念である。

キャラデザ、音楽、台詞回し・イベント

今回は30周年作品ということで以前の作品でもあったな?というものがたくさん散見された。それを認知したのがプレイ後だったので、ちょっと不満が残った。 30年間この3つの筆頭作成者は変わっていないので、仕方ない部分もあるが、個人的には残念だった。 キャラデザは以前のドラクエで見たようなもので、裏ボス以外は特になーという感じで、かっこいいボスだったりを見たかった個人としては残念。双子の片割れのデザインに関してはモブっぽさを感じたが、概ね人間キャラはいつも良い。クリア後に出会う種族もすごいドラゴンボール感が出ていて、限界を感じたところがあるが、どうなんだろうか。 曲は新規のものも多かったが、イベントシーンなどでは8の曲だなと感じたり、クリア後の世界ではフィールド曲が既存だったり、新規の方が力が抜けて楽しかった。

台詞回し・イベントは堀井節、ドラクエ特有なものがあり変わらないものだったが、新規を求めると少し不満で、定番ネタに関しては陳腐さを感じてしまう。これも30周年の弊害?といえば納得できるかもしれないが、次作も35周年という節目での開発発表のためあまり期待できたものじゃない。

2D・3D

強制箇所でない限りは3Dでプレイした。戦闘中にフィールドアイテムが回収できるのがわかったり、意味はないものの色々移動できるのは楽しかった。 2Dはなぜかすこし違和感を感じた。もしかしたらフォントのせい? ダッシュができないのは残念だったけど、もしかしたら空を飛ぶロード時間を考慮すると後半は2Dの方がいいのかもしれない。

不便な点

確かに今作ではいろいろなところにセーブ・ワープ箇所が置かれていたので便利にはなっただろうが、伝統的なセーブ方法が未だに煩雑である。シュッと済ませたいのに音楽のせいで時間がかかっているように感じるのが大きいポイントだ。 道具整理も煩雑で、まとめて移動もできないし、個別で出すのも1つ1つでめんどくさい。さらに言えば、二度と手に入らないというもののせいで装備欄が肥大してしまうので、倉庫などで対応したいなあというのがある。 空を飛んでも指定箇所にしかいけなかったり、船は反対側に一周しないなど移動が不満があった。馬は便利だけど。

満足な点

やりこみ、最近あまりやりこみがない作品ばかりだったせいか、チャレンジングなやりこみは楽しい。これも3の神竜あたりから続く伝統かもしれない。

改めてドラゴンクエストに求めるものとは?

wikiを参考にすると、元々アクション主流のFC時代に、子どもたちにRPGを楽しんでもらいたいと極めてわかりやすい作品として出たのがドラゴンクエストらしい。そのためにテストプレイを子どもたちを集めて行ったなどその姿勢は素晴らしい。 そのまま30年完成されたこの作品でもゲームの根幹は全くゆらぎがない。後継作というか、その影響はJRPGにおいてとどまることをしらず、根底にあるものになっている。一方で、今作ではオマージュが多く真新しさは失われたと感じてしまった。次に発売される12ではダークストーリーと今までにはない挑戦的なものになる。これが新たなドラゴンクエストシリーズの順風となるかどうなるか。 また主要開発陣の後継者の期待は重く、このシリーズはどこまで続くのか?など色々と気になるところはあるが、これからも日本を代表する作品として素晴らしい作品を期待している。

関係ないこと

Ryzen 3500U搭載のPCでやったが、環境を落とせば特に不具合はなかった。ただ、M1をずっと使用していたので、めちゃくちゃ重く感じた。やっぱりWin機も新しいのがほしい。