T231の戯言

うまく書きたい

DYSCHRONIA: Chronos Alternate エピソード1 - レビュー

VRはbeatsaberぐらいで、VRゲームは久しぶりというのもあるが、VRそのものがなかなか辛かった。それが今回のレビューに反映されている可能性はある。 かなりボリュームが少なく、5時間ぐらいで終わってしまった気がする。 ファミ通のゲームアワードみたいなので、このゲームが取り上げられてて、「VRにもやっとちゃんとしたゲームが出たか!」と非常に楽しみにしていたが、1章では裏切られた形となった。

正直なところ、推理ゲームなのに誘導が多く、ストーリーをなぞるような感覚で結構つまらなかった。逆にこの場所では探索は完了したようなのはわかりやすいではあるが、それが逆に働いた形にはなりそう。推理というよりはパズルというのが適切。

逆転裁判好きとしては、審問は楽しみだったが、誘導に釣られるだけで、ミスペナルティもなく、ただストーリーを進めるためのものであり、ユーザーが主体ではなくなってしまった。10分~20分ぐらいで終わったのも最悪。今の所劣化逆転裁判のような形。"させていただきます"警察としては、審問中にその言葉が出てくる時点でうっ、っとなってしまった。

自由度というのも微妙で色々なキャラクターに話しかけられるが、操作自体が推理でアドベンチャーで面白い話や情報もなく特に楽しいということもなく。ホテルの2階の部屋に入れるのかなと思ったが、そういうこともなく、よくわからない隠し要素なのか、寄り道が欲しかった。

メンタルケアのためのミニゲームはゴミ、出てくるボタンをタップするだけで、内容がない。どちらかと言えばカウンセリングのような形で、話を膨らませたりするのでも良かったのかもしれない。 初めに出てきたステルスのようなのが頻出するのかと思いきやその後1シーンだけで、それも粗すぎていやになった。自分のメンタルケアをさせてくれと言わんばかりのストレスがたまり、キャラを殴って解決するのがやっと。

個人的にはもうちょっとストーリーとは別の遊び要素が充実してれば面白かったのかもしれない。まだ期待しているものの、あのレビューは工作だろうと疑いたくなる。もしくは本当にまだVRに自分に合う面白いゲームはないのかもしれない。ただVRならではの体験があったかは微妙で、全て完成したらswitch版をプレイするのが一番効率が良いと思う。

ただ2章はもうちょっと楽しい感じになりそうだ。最悪プレイ動画で満足する形になりそう。本当は楽しみたいのだけど、今回のが続くなら厳しいかな。

www.famitsu.com 良いように書けば、このレビューで書かれてることには全体的に頷けられるのだが、いかんせん捜査、審問パートが短いのと、誘導が丁寧で楽しめられそうというところで終わってしまった1章が残念すぎる。移動のためのワープと通常動作のミックスは移動短縮には一役買っているもの。ホテルのマップに無駄なスペースが多くて、もうちょっとわかりやすくできたのではないかと思ってしまう部分があった。

"没入できなかった"というのがあまり評価できなかったポイントは大いにあると思われる。paypalのクーポン、oculusのクーポン併用していなければブチギレていると思われる。

以下ネタバレ気になるところ。

気になったところ

  • 中断して研修できてないのに、合格
  • 色々なキャラクターが結構大事な場面で逃げるシーンがあるのだけど、スーッと移動して、他の人がワンテンポ遅れてから追いかけるので同時ぐらいにやらないとそりゃ逃げられるわとなるのやめて欲しい。
  • 赤髪が銃を持っているのに、まかり通っている。主人公は過程を見てるはずで、銃所持は大罪であることから早めに報告しなければならない。
  • 何十年ぶりに人が死んだ事件であるのに、その認識が軽い。
  • その割には赤髪は無神経に殺してくる。
  • 最後の場面で某キャラクターが住居に入っているが、それまで全く研究所の人たちがその事に触れなく、どうやって入ったとか、どうやって出たとかが事が終わってからになっている。結局は自主規制になるわけだが、ご都合主義すぎない?というところ。
  • 家にナイフがあって、真っ先に目をやるのだが、調べてもイベントまでは何も起こらずブチギレ。いや、絶対気になるでしょ。
  • 最後撃つ訳だが、流石に主人公が目の前で居て、声もかけないのは危険すぎない?